2012/06/01 (Fri) 今日は思い出話をさせてください

昨日はみそちゃんのお誕生日記念にたくさんのコメントをいただきましてありがとうございます。

今日もお誕生日のお話です。


が、その子はここにはいません。

2006年2月、こたろうとたみこが生まれるちょっと前に亡くなった、なつこのお話です。

こういうお話は普通命日にするのが人間の慣わしですが、

この子はねこなので、『今年で何歳』と思う気持ちを込めて誕生日に回顧することにしています。

なつこは今日8回目の誕生日を迎えました。





3kgにも満たないちっちゃな子です。



この子は天然でかわいらしくて、病弱で儚い子でした。

うちに来て、一緒に暮らしたのは半年足らず。

その間、わたくしは闘病のことを考えてばかりで、この子のかわいらしさに

気付く余地もありませんでした。本当にいっぱいいっぱいでした。

初めて会った赤ちゃんの時。

大人になって出会った、おめめがびがびのなつこ。

千葉の病院でまともな扱いを受けられなかったなつこ。

血液検査で白血病ウィルス(FeLv)陽性とわかった時。

引き取って一緒に闘って行こうと決心した時。

そんな話ばかりです。






後から思うと、もっと一杯かわいがっておけばよかった。




消炎剤、インターフェロンから始まって、最後には抗がん剤と1ヶ月間毎日輸液のために病院通い。

これからどうなってしまうのか。先がわかっているけどわからない辛さと毎日向き合っていました。

丁度亡くなる前の弱っている時期に、ツマ(当時入籍前)が海外へ仕事に行ったので、

なつこを一番かわいがっていたツマに、弱っていくなつこを見せなくてすんだのが幸いでした。

(本人は寄り添っていたかったと今でも話しています)





具合のいい時でも2週に一度は病院通いでした。



初めての同居だったので、最初はショックで10日間家出をしてしまったみそちゃんも、

最後はなんとなく受け入れてくれて、それなりにうまくやってくれていました。

いい兄妹だったと思います。





なつこはみそちゃんが大好きです。




なつこからは色々な事を教わりました。それまで健康印だったみそちゃんからは学べなかった、

ねこの医療、不治の病との闘い、そして、みそちゃんとは違うなつこのかわいらしさ。


思い出となって、なつこは今も生きています。

ツマは毎日遺影に手を合わせています。





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