みそちゃんとその父等
ねこと暮らすと、ねこが寄り付く。 そんなみそちゃん一家の日々を綴ります。 みそちゃんとその父等は、みそちゃん一家のコンテンツです。
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こたろうが亡くなった後、たくさんの方からコメントやメッセージ、中には海外から
お読みいただいている方からいただいたメールもありました。そのため、
コメント欄、メールボックスはいっぱいになっています。
多数のお心遣い、また、一緒に悲しみを共有してくださった皆様にお礼を申し上げます。
話は変わりまして、昨日のお話しをしましょう。
あれから一晩経ちました。こたろうは白い箱の中で眠っています。
わたくしは5時に目が覚め、昨日の長いブログを1時間半かけて書き上げたあと、
箱をそっと開け、掛け布をめくり、こたろうの亡骸と対面しました。
ゆっくり撫でて、顔を見て。目が少し開いていたので、閉じてあげようとすると
体が固くなっていたため、それは出来ませんでした。
これがこたろうとわたくしのお別れです。
午前8時前。わたくしは事務所へと出勤します。
もう、こたろうとのお別れは済んだ。このまま出勤して、後はツマに任せよう。
いつまでも未練を残しても仕方が無いのです。何度撫でても同じ事なのです。
だが、駄目でした。もう一度、もう一度だけ・・・。
わたくしは箱を開けてしまいました。
頭を撫で、頬をそっと指が伝い、首筋、背中、お腹、もも、足、しっぽ。
わたくしの手がこたろうの体をゆっくりと通り過ぎていきます。
もう、この絹のようにしっとりとした、それでいて重たく質感のある
こたろうの毛を撫でたり、梳いてあげる事は出来ないと感じながら、
箱を閉め、家をでました。本当に、今度こそ、こたろうとのお別れを済ませました。
安置されるこたろう。
それから出勤、事務所のポンちゃんは、わたくしを通して亡骸の匂いを察知したかのように
不振な挙動を繰り返します。わたくしもなんとなく仕事が手に付かずにいました。
そして、ある時間を待っていました。
その時間は14時。午後2時。ツマと、
なつこ
もみじ
の火葬をお願いした、ペットpapaさん(以下パパさん)だけの告別式の時間。
パパさんは、初めてみそちゃん一家から旅立った、なつこの火葬をお願いしようと
わたくしがたまたま見つけた業者さんです。その際のお手配り、お心遣いが
とてもすばらしいものでしたので、みそちゃん一家でお別れがあった時は
全てお願いしています。6年前、なつこはわたくしが。1年半前、もみじはツマが立ち会いました。
わたくしはツマにメールを出しました。13:54『始まるのか』。
ツマから返事が来ます『うん』。
本当はわたくしも立会い、ツマと一緒に見送ればいいのですが、わたくしには仕事があり、
ツマはこの7月が長期休暇なので、時間のあるツマに立ち会ってもらいました。
そして、火葬台の上にこたろうとだいすきだったおもちゃ、お花、大好きだった黒缶を
並べたであろう。そこで最後のお別れ、小さな告別式をして、こたろうの体は焼かれ、
こたろうは体から離れ、魂の存在になっていくのです。
このトラックには電炉が積まれており、そこで荼毘に付されます。
こたろうの火葬が終わり、ツマから連絡がありました。
とても、とても白くてきれいなお骨。なつこやもみじの場合では残らなかった
犬歯(キバ)を含む歯も残っていたそうです。パパさんから、歯は別に持ち帰りますか?
とのお気配りをいただいたそうだが、ツマは全てを骨壷に納める事を望んだそうです。
こたろうが荼毘に付された。
この事実を受け、わたくしの心は安らぎます。
もうこたろうは違う存在になった。こたろうの肉体を見て、今にも動き出してくれるかもしれない
と言うありえない期待も完全に打ち砕かれる。なんと残酷な事だろう。だが、こうしなければ、
こうしなければならなかったのです。一刻も早くこれを行って、わたくしたちのありえない、
そして決してかなう事の無い願いを打ち砕き、思い知らせるのです。
残酷に書きました。しかしながら、荼毘に付し、形を変える事で、残された者の気持ちは
安らぐとわたくしは考えています。
生身の体は人の心を引っぱるのです。望み。それに向けて心を引き寄せてしまうのです。
火葬をして、お骨にして、本当にもう戻らない。決して還らない存在にする事で、
全てを断ち切るのです。
なつこ、もみじ、そしてこたろう。
わたくしは全て亡くなった翌日に子らを荼毘に付しています。
それは、肉体が傷み、無残な姿を晒すのが嫌である事と、
上記の通り強く心を引かれる事をおそれたからです。
こたろうのお骨。5.4kgの彼は、1.9kgのなつこより壺も大きめです。
そしてわたくしは帰宅します。
そこには3つめの骨壷。一回り大きな骨壷が増えていました。
骨壷を撫で、お線香を1本香炉に刺し、ゆっくりと手を合わせました。
それから、わたくしたちは買ってきたお寿司を食べて、こたろうの遺影を選別しました。
わたくしは全身が写ったこたろうのシックな姿を。
ツマは中性的な顔立ちの顔全体がきれいに写った姿のものを選びました。
こたろうはツマがとてもかわいがり、夜も一緒に寝ていることの多かった、
どちらかと言うとお母さんっ子。わたくしはツマの意見を尊重し、遺影はそれに決まりました。
遺影です。
遺影を添え、中心に姉のなつこ。向かって右、つまり祭壇から見て左にこたろう。
右にもみじのお骨と遺影を配し、お弔いは終了しました。
祭壇。
全てが終わり、みそちゃんとたみこだけの我が家は広く感じます。
こたろうがどこかに閉じ込められていて、戸をあけてもらうのを待っているのではないか?
ひょっこりどこからか顔を出してくるのではないか?
とも思います。みそちゃん一家の最重量級。こたろうの存在とその声は大きかったのです。
これで一先ずこたろうとのお別れに関するお話は終了し、
次にこたろうが登場するのは、もう思い出話になります。
これは、今週書くかも知れません。もしくは来週に、来週も書くかもしれません。
しばらく続くと思いますが、読者の、友人の、支えてくださった、ともに心を痛め、
涙を流してくださった全ての皆様に、またお読みいただければと存じます。
最後に、全ての方々に、みそちゃん一家を代表してわたくしから申し上げます。
ありがとうございます。
お読みいただいている方からいただいたメールもありました。そのため、
コメント欄、メールボックスはいっぱいになっています。
多数のお心遣い、また、一緒に悲しみを共有してくださった皆様にお礼を申し上げます。
話は変わりまして、昨日のお話しをしましょう。
あれから一晩経ちました。こたろうは白い箱の中で眠っています。
わたくしは5時に目が覚め、昨日の長いブログを1時間半かけて書き上げたあと、
箱をそっと開け、掛け布をめくり、こたろうの亡骸と対面しました。
ゆっくり撫でて、顔を見て。目が少し開いていたので、閉じてあげようとすると
体が固くなっていたため、それは出来ませんでした。
これがこたろうとわたくしのお別れです。
午前8時前。わたくしは事務所へと出勤します。
もう、こたろうとのお別れは済んだ。このまま出勤して、後はツマに任せよう。
いつまでも未練を残しても仕方が無いのです。何度撫でても同じ事なのです。
だが、駄目でした。もう一度、もう一度だけ・・・。
わたくしは箱を開けてしまいました。
頭を撫で、頬をそっと指が伝い、首筋、背中、お腹、もも、足、しっぽ。
わたくしの手がこたろうの体をゆっくりと通り過ぎていきます。
もう、この絹のようにしっとりとした、それでいて重たく質感のある
こたろうの毛を撫でたり、梳いてあげる事は出来ないと感じながら、
箱を閉め、家をでました。本当に、今度こそ、こたろうとのお別れを済ませました。
安置されるこたろう。
それから出勤、事務所のポンちゃんは、わたくしを通して亡骸の匂いを察知したかのように
不振な挙動を繰り返します。わたくしもなんとなく仕事が手に付かずにいました。
そして、ある時間を待っていました。
その時間は14時。午後2時。ツマと、
なつこ
もみじ
の火葬をお願いした、ペットpapaさん(以下パパさん)だけの告別式の時間。
パパさんは、初めてみそちゃん一家から旅立った、なつこの火葬をお願いしようと
わたくしがたまたま見つけた業者さんです。その際のお手配り、お心遣いが
とてもすばらしいものでしたので、みそちゃん一家でお別れがあった時は
全てお願いしています。6年前、なつこはわたくしが。1年半前、もみじはツマが立ち会いました。
わたくしはツマにメールを出しました。13:54『始まるのか』。
ツマから返事が来ます『うん』。
本当はわたくしも立会い、ツマと一緒に見送ればいいのですが、わたくしには仕事があり、
ツマはこの7月が長期休暇なので、時間のあるツマに立ち会ってもらいました。
そして、火葬台の上にこたろうとだいすきだったおもちゃ、お花、大好きだった黒缶を
並べたであろう。そこで最後のお別れ、小さな告別式をして、こたろうの体は焼かれ、
こたろうは体から離れ、魂の存在になっていくのです。
このトラックには電炉が積まれており、そこで荼毘に付されます。
こたろうの火葬が終わり、ツマから連絡がありました。
とても、とても白くてきれいなお骨。なつこやもみじの場合では残らなかった
犬歯(キバ)を含む歯も残っていたそうです。パパさんから、歯は別に持ち帰りますか?
とのお気配りをいただいたそうだが、ツマは全てを骨壷に納める事を望んだそうです。
こたろうが荼毘に付された。
この事実を受け、わたくしの心は安らぎます。
もうこたろうは違う存在になった。こたろうの肉体を見て、今にも動き出してくれるかもしれない
と言うありえない期待も完全に打ち砕かれる。なんと残酷な事だろう。だが、こうしなければ、
こうしなければならなかったのです。一刻も早くこれを行って、わたくしたちのありえない、
そして決してかなう事の無い願いを打ち砕き、思い知らせるのです。
残酷に書きました。しかしながら、荼毘に付し、形を変える事で、残された者の気持ちは
安らぐとわたくしは考えています。
生身の体は人の心を引っぱるのです。望み。それに向けて心を引き寄せてしまうのです。
火葬をして、お骨にして、本当にもう戻らない。決して還らない存在にする事で、
全てを断ち切るのです。
なつこ、もみじ、そしてこたろう。
わたくしは全て亡くなった翌日に子らを荼毘に付しています。
それは、肉体が傷み、無残な姿を晒すのが嫌である事と、
上記の通り強く心を引かれる事をおそれたからです。
こたろうのお骨。5.4kgの彼は、1.9kgのなつこより壺も大きめです。
そしてわたくしは帰宅します。
そこには3つめの骨壷。一回り大きな骨壷が増えていました。
骨壷を撫で、お線香を1本香炉に刺し、ゆっくりと手を合わせました。
それから、わたくしたちは買ってきたお寿司を食べて、こたろうの遺影を選別しました。
わたくしは全身が写ったこたろうのシックな姿を。
ツマは中性的な顔立ちの顔全体がきれいに写った姿のものを選びました。
こたろうはツマがとてもかわいがり、夜も一緒に寝ていることの多かった、
どちらかと言うとお母さんっ子。わたくしはツマの意見を尊重し、遺影はそれに決まりました。
遺影です。
遺影を添え、中心に姉のなつこ。向かって右、つまり祭壇から見て左にこたろう。
右にもみじのお骨と遺影を配し、お弔いは終了しました。
祭壇。
全てが終わり、みそちゃんとたみこだけの我が家は広く感じます。
こたろうがどこかに閉じ込められていて、戸をあけてもらうのを待っているのではないか?
ひょっこりどこからか顔を出してくるのではないか?
とも思います。みそちゃん一家の最重量級。こたろうの存在とその声は大きかったのです。
これで一先ずこたろうとのお別れに関するお話は終了し、
次にこたろうが登場するのは、もう思い出話になります。
これは、今週書くかも知れません。もしくは来週に、来週も書くかもしれません。
しばらく続くと思いますが、読者の、友人の、支えてくださった、ともに心を痛め、
涙を流してくださった全ての皆様に、またお読みいただければと存じます。
最後に、全ての方々に、みそちゃん一家を代表してわたくしから申し上げます。
ありがとうございます。
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ツイッター
みそちゃん一家のみなさん
みそちゃん(♂)
1998(H10)5/31生まれ(推定)
毛色:きじとら
出身:東京都葛飾区
たみこ(♀)
2006(H18)4/15生まれ(推定)
毛色:さび(むぎわらさびとら)
出身:群馬県多野郡吉井町
ポンスケ(♂)
2001(H13)2/17生まれ(推定)
毛色:きじとら(よもぎ)
保護地:東京都中央区
なつこ1号(♀)
2004(H16)6/1~2006(H18)2/24
毛色:きじとら+白
出身:千葉県長生郡白子町
闘病記はこちら
ねこ白血病ウィルス感染症とたたかう(前編)
ねこ白血病ウィルス感染症とたたかう(後編)
こたろう(♂)
2006(H18)4/15~2012(H24)7/23
毛色:黒
出身:山梨県甲府市
※みそちゃん一家のねこは、全員去勢、不妊手術済みです。
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一家専用お買い物袋
~食事系~
かかりつけの病院が遠く
4kgサイズは取り寄せになるので
専ら通販で購入しています
腎臓サポートスペシャル4kg
(みそちゃん&ポンスケ用)
PHコントロール2
フィッシュテイスト4kg x 2
(たみこたろう用)
~トイレ資材~
トフカスサンド
(トイレ4台に標準装備)
(注)最近はネットよりコジマの特売(@598)で買った方が安いです。父はパワフルなので、7L x 4ベールも軽々持ち上げます。
その他の一般お買い物用
かかりつけの病院が遠く
4kgサイズは取り寄せになるので
専ら通販で購入しています
腎臓サポートスペシャル4kg
(みそちゃん&ポンスケ用)
PHコントロール2
フィッシュテイスト4kg x 2
(たみこたろう用)
~トイレ資材~
トフカスサンド
(トイレ4台に標準装備)
(注)最近はネットよりコジマの特売(@598)で買った方が安いです。父はパワフルなので、7L x 4ベールも軽々持ち上げます。
その他の一般お買い物用
無題
みて泣いてしまいました。
少し前までそこに居た子。
小さな骨になってしまっても、ふと何処からか
出手来る気がしますね。
やっぱり、もかにそっくりの黒猫らしい顔
してます。
わたしも別れは、翌日と決めています。
理由は父さんと一緒です、、、辛くても思いを
断ち切るため。
コタロウくんの話し、沢山聞かせてくださいね。
もねのかぎしっぽさん
失ったものはあまりにも大きいですが、そこにこたろうが居たんだな。と言う気持ちはいつまでも
持ち続けようと思います。遺影はHDDから過去の写真も出してきて、時間を掛けて選びました。
その時は『こんな事もあった』と思い出もよみがえってきました。
優しいお気持ちをありがとうございます。
いただいたお気持ちで、わたくしたちの気持ちはとてもやわらぎました。
無題
飼い主の最後の責任ですよね。
私は飼い犬を癌で亡くした時 当日保健所に引き取ってもらいました。
先住犬も亡くなったとき 保健所にお願いしたんです。
それは母の主義で どんなに可愛くて家族同然やとしても 動物には動物の最後を という考えやったからです。
保健所の方も「心配しないでくださいね。ちゃんと動物専用の物で焼きますからね。」とおっしゃって下さって 少し落ち着くことができたんですよ。
アジルとモアナが天寿をまっとうした時どうするかはまだ考えてないんですが せめてお骨があると 生きた証があって 飼い主も死を受け入れられる気がしますね。
そう こたちゃんは確かに しっかり生きた。
いっぱい思い出して 一緒に笑いましょう^^。
きゃぴばばさん
ヒトだったり、イヌだったりすると色々な条件があって出来ない事もあると思います。
ただ、行き着く所は在りし日を偲んで、供養したい。いい思い出を残したい。
その気持ちだと思います。みんなそれは同じだと思います。
優しいお言葉とお気持ち、ありがとうございます。
無題
ありがとうございました。
荼毘に付す意味、本当にそうだな。と
頷くばかり。
これからも、時折こたろうくんの思い出話
を聞かせてもらえたら嬉しいです。
こたろうくんの遺影、イイ顔してますね。
さんぐりえさん-
遺影はわたくしたちがそれぞれベストなこたろうの姿を選んだ中のベストです。
この顔を見て、後ろのお骨にはこたろうの体が存在していたと言う事を覚えていられます。
暖かいお言葉とお気持ちにお礼申し上げます。
無題
きなこさん
お元気で、長生きをしてくださいね。
ありがとうございます。
無題
私も一緒です
クリンの時、21時に亡くなり
次の日の早朝に、うちの場合はお庭に埋葬しました。
生身の体は心を引っ張る・・・
そうです、その通りなんです。
あえて早々に私も永遠の別れをしたのです
辛いにきまってる
このまま、ずっと一緒にいたいに決まってる
でもそれじゃダメなんですよね
だから、父さんの気持ちの奥にあるもの分かります
残酷でもなんでもありませんよ
重ね重ね、こたろう君の
お悔み申し上げます
にゃタローさん
やはり残酷ですよ。かなわない願いとは言え、それを木っ端微塵に打ち砕くのですから。
しかしながら、埋葬する、火葬する事で区切りを付けるのはやはり大事なのです。
それは、彼らのためであり、わたくし達のためであるのです。
お気持ちに深く感謝いたします。