2012/11/04 (Sun) 希少部位

今日は日曜。わたくしは1週間の疲れを取るために寝ることが多くなりました。

最近ちょっと歳をとったのかな？と思いもしますが、多くは精神的なものから来るのでしょう。

寝ていますと、パトロールから帰ってきたみそちゃんが添い寝をしてくれます。





ふかふか。


歳をとったみそちゃんの毛はふわふわで気持ちがいいのです。

最近はその中でもさらに気持ちのよい場所を見つけまして･･･。





ここなのですが、どこだかわかりますか？？



正解は、ももの裏です。

なぜかここの毛がふわふわふわふわしていて気持ちがいいのです。


いつもここでふわふわしていたいのですが、ここはみそちゃんがまるまるしている所なので、

はがしてふわふわするわけにも行かないので、みそちゃんが立ち上がったときなど

わずかな隙を突いてふわふわさせてもらっています。


みそちゃんも父とぴったりするのが好きなようで、相変わらず仲良くやらせてもらっています。





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2012/10/31 (Wed) 老いと気性の狭間で

みなさんもご存知でしょうが、みそちゃんは今年で14歳。年が明ければ15歳。結構なじじいです。

そんな年も気にせず、毎日縄張りのパトロールを欠かしません。

仕事熱心なじじいです。





じじいカット、その1。



毎朝、毎晩、そのみそちゃんを送り出し、その後姿を眺めるわたくし。

そのわたくしが気付かないはずがありません。


彼は年齢一ケタの頃に比べて、明らかに運動性能が劣化しています。

つまりは老化ですね。





おはなをふんかふんかしても、じじいはじじい。



以前はぴょんと越えていたベランダの壁も、手すりにしがみついて『よっこいしょ』と

登るように上がって行き、ひょいと飛び移っていたコンクリ塀に飛び移るときも

呼吸を整えて慎重に飛んでいます。





かわいい顔をしてもじじいはじじい。



以前はきちんとベランダから戻ってきましたが、最近は玄関先で鳴き始め、

気付いた我々が扉を開けて中に入れることも多くなりました。

理由は庭からベランダに飛び移るのが億劫だからでしょう。



まだ若い頃は、庭からベランダの手すりまで一気に跳べたのですが、

今はそれも難しいようで、庭の脇で段になっているところを跳んでくるか、玄関の2択になっています。





見た目は若いですが、確実に老いています。



そんな状態ですから、本来はもう家の中に籠って隠居生活を送るのが当然ですが、

彼はそれを拒むように出かけていきます。それは、彼の気性にあると考えています。

みそちゃんは赤ん坊の頃から気性が荒く、興奮すると大暴れしてから

あちこちにスプレーする性質があり、困ったわたくしがそれを抑えるために、

かなり早い段階で去勢手術を受けさせたと言ったお話もあるくらいです。



とにかくパトロールをしないと気が済まないみそちゃんは、閉じ込められると怒ります。

父を踏みつけ、噛み付いて、甲高い声で鳴き始めます。

そして最後には、スプレーのポーズをとり、それでも出さないと本当にスプレーをします。

そこで、わたくしは負けてしまい、彼をお外へ出してしまうのです。

気持ちは若いねこなのです。






大事に思っていても、その思いは届いているのか。



どうしたらいいのかわかりませんが、まだ彼はお外で活動できているので、

みそちゃんの裁量に任せています。

ただ、近いうちに何らかの対策をしなくてはと考えています。

みそちゃんにも、わたくしたちにも極力ストレスを掛けない折中案を探して。



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2012/10/22 (Mon) ストレッサー

最近お留守の時間が多くなっているみそちゃん。相変わらずです。

父は添い寝を強化したり、スキンシップを今まで以上に増やして

おうちにいる楽しさをアピールします。






生足ぐりぐりはたみこもみそちゃんも大好き。




とは言っても、四六時中一緒にいるわけにも行かないので、

ちょっと目を離す事はあります。






すると、ちょっと寂しそうにします。





父、困ってしまいます。







視線の先にはポンちゃんがいます。





ポンちゃんは全然変わらずに、みそちゃんへアピールを繰り返していますが、

あんまりしつこいとみそちゃんが怒ってしまうので、それに連られてポンちゃんが

興奮してみそちゃんい襲い掛かると言う事が続いています。

ニアミスした時はなるべく早めに引き離すようにしていますが、

目の届かないところでトラブルが起こる事も多いです。



もうすぐ一ヶ月。ちょっと慣れてきたかな？と思うのですが、

まだまだ油断は出来ない同居生活です。




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2012/10/19 (Fri) 5本指

落ち着かないみそちゃんも、寝る時だけは父と一緒。

そして、朝起きた時に枕元にいてくれたら、いつものこれ。





わしわし。




みそちゃん。顔の正面から行かなければ、この五本指をとても喜んでくれます。

力をいれず、それでいて指先でしっかりと骨までマッサー。

気持ちいいんでしょうね。






う～。




しかしながら、どんなに注意を払っても、運が悪い時は最悪の目覚めを迎えます。

一気に野生のあなたに変貌して、わたくしの腕に穴が開きます。




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2012/10/17 (Wed) あの日々は絶対に忘れない

今朝4時、起こされる事はなかったけど目が覚めるとみそちゃんがいない。
押入れに寝ているのかと見たけどいない。家中を探し回ったけどいない。
昨日寝るときに妻が家に入れてくれていたはずなのにいない。
すると妻が目覚めてきて、『ちゃんと入れたけど○さん(おれの名前)が出したのかも』。

覚えはない。が、家の中で閉じ込められていたら声を出すはず。
それがみそちゃんだ。おれは知っているんだ。

気がついたら外へ出ていた。みそちゃんを呼んでいた。ずっと呼んでいた。
そして、家に帰ってきて、少し待って、また外へ出て名前を呼び続けた。

おれは怖かった。8年前のあの日を思い出す。白血病のなつこを引き取って、
初めてみそちゃんが一人っ子じゃなくなった時、あの子は10日間家出をした。
ショックだった。目も開いていない赤子から育てた。自分で産んだ子も同然。
おれの事を母猫のように慕っていた
その愛息、みそちゃんがいなくなった事はショックだった。

張り紙を作り電柱に貼り、毎日朝5時から1時間以上周囲を回って名前を呼び続けた。
食事ものどを通らなかった。毎日がつらかった。それでもなつこと一緒に待ち続けた。
8日経った。おれはあきらめかけていた。そして10日目の朝、いきなり彼は帰ってきた。
抱きしめた。名前を何度も呼んだ。泣いた。いい年した男が声を出して泣いた。
その時ちょうど、当時イタリアへ留学していた妻(当時はお互い独身)から電話が来た。
何かのめぐり合わせだと思って、電話口で泣いた。

それから8年。いつもいつも思う。出かけたまま、帰ってこないのではないか。
いつかまたおれの元を離れていってしまうのではないか。いつもおびえていた。
みそちゃんは外へ出ないと強い気性が納まらない。仕方がない事。でもおれは
いつも出したくないと思っている。14歳になった今、少しずつ運動能力が落ちる彼を見て
いつも心配している。

みそちゃんがいつかこの世を去るときは必ず来る。その時、おれは彼の元にいたい。
いつか訪れる悲しい日。それが、彼がおれの前から姿を消す事で訪れるのは
絶対にいやだ。何があっても、どんな姿でも、一生一緒にいたい。
この子がいるから生きていける。この子のおかげで今の人生がある。
この子がいないとおれは何も出来ない。何も出来ないんだ。

そして4時半。みそちゃんは帰ってきた。
何の事もない。いつものパトロールでたまたま締め出されてしまったので、
仕方なく誰かが起きるのを待っていて、リビングの電気が点いているのを見て
帰ってきたのだ。おれはみそちゃんを抱きしめて、『よかった、よかった』。と
安堵した。そんなおれの抱擁を潜り抜け、彼はご飯を食べはじめた。





一息ついた彼は、おれの傍らでのどを鳴らして休んでいる。






・・・。






おれの気も知らないで。




絶対に離れない。




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