2012/02/08 (Wed) お泊り会レポート (みそちゃんと父母編)

今回、ポンのお泊りでわかったこと。
それは、われわれ人間どもが一番影響を受けたということです。

実は、ポンを初めて見つけたのはツマ。先にポンが懐いたのもツマのほうです。
(当時は東京都中央区に住むノラでした。)

ポンを引取り、わたくしが面倒を見て、ずっとすごす中、ツマは週に1～2度、
少ないときは一ヶ月会えない日もありました。また、会えてもせいぜい10～30分。
ツマはいつもポンのことを気にしており、また、わたくしに負担を掛けていることを
悩んでいました。わたくしにポンを任せっきりなのに、会いたいとか可愛がりたいとか
わがままは言えないと我慢していたのだそうです。

今回のお泊りでも、たみこたろうの安定を第一に考えると言っていましたが、
やはり思いが大きかったのか、ポンとべったりになり、それが少なからず影響を
生んだことは否めません。

しかしながら、これはもっともなのです。
むしろ、わたくしがなぜ気が付かなかったのか？
このあたり、負担を理由に配慮が足りなかったのかもしれません。

一方のわたくしは、当初は情を移さないよう、淡々と清潔な環境で育てる事に
腐心していました。しかし、ポンの情に負け、『父さん、帰っちゃうの？』などの
後ろ髪を引かれる行為などにより、つらい日々を送ることになりました。

正直、負担は排便排尿介護5%、心情的なものが95%といった具合です。
介護なんて、大変だったのは最初の数ヶ月間。とにかく長く続けるために、
ルーティーン化、簡略化、テクニックを追求した結果、今では1日5分以内ですみます。
こんな事、慣れてしまえば負担ではないんです。5%も、休日に家から事務所へ行く
部分が4.9%以上。面倒を見る事なんて、わたくしにとっては負担じゃないんです。

ポンを置き去りにして自分は休む。家でみそちゃんやたみこたろうと楽しい時間を過ごす。
この背徳感。二重生活をしている罪悪感に押しつぶされそうになります。
土日祝祭日も、いつポンのケアをしに行こうか、それを考える時間も増え、
そのタイミングをうかがうツマにひどい事も言ったりしました。

一番病んでいたのは、わたくしです。
今回のお泊りも、その場のノリで決めたのですが、もしかすると、ずっと抱えていた
何かが噴出したのかもしれません。



そして、前回ポンと壮絶な一騎打ちを繰り広げた、一家の総帥みそちゃんは･･･。


怖くなるくらい冷静でした。




みそちゃんがポンの食事を食べています。
(実は数年前からみそちゃんとポンは共通の腎臓サポートSPを食べています。)




落ち着いてお互いを見つめています。




今後ですが、すでにブロ友さんたちからご指摘を受けているように、
ポンはみそちゃん一家本家に移す方向で考えがまとまっています。

もちろん、新しく同居する家族を増やすと言うことは、今までの関係は何らかの形で
変化してしまうので、今までのみそちゃん一家ではなくなってしまいます。
みそちゃん、たみこたの間には、それぞれ家族関係のベクトルが張り巡らされていて、
そこにポンが入れば、そちらへ向かう力が、お互いに掛かっている力のバランスを
変化させてしまうからです。しかしながら、わたくしたち夫婦は、それでも
ポンをこの家に迎えようと思っています。この子たちには、わかってもらいたいと
願っています。

まずは短い週末ステイ。次にちょっと長い連休。これを3週に1度くらい続け、
その状況に応じて次の策を講じていこうと考えています。
すでに自宅での介護テストも行っておりまして、必要な資材や環境の選定にも入っています。

これからちょっと動きがありますが、皆様の暖かいご声援があれば
何とかできそうに思えます。

長いお話にお付き合いいただきましてありがとうございます。
次回から通常進行に戻ります。



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